「相手を叱る原因は以外と自分の側にあるもの」

院長ブログ

皆様こんにちは

最近は

ゆとり、さとり、Z世代など
様々な世代の方が働かれています

それより上の世代の方からは

「今の若い者は、ちょっと叱っただけで
仕事を辞めて、大変だ!」

「自分の若いころは…」

などの声が、ちらほらと…

思い当たる方も
おられるのではないでしょうか

そこで今回は

叱る

ということについて、考えていきたいと
思います

自分も子供のころから
よく親に叱られてきた方ですが

まず叱るという行為には

依存性があり

その背景には

権力構造があることを知る必要があります!

親が子供を『叱る』
教師が生徒を『叱る』
上司が部下を『叱る』などです

叱る側は

当然、相手のことを考え
叱っておられるのだと思います

その結果

相手に自分の気持ちが通じると

「あぁ、理解してくれてよかった」
と思いますよね

が、しかし…

現実はそうではない場合が多いのです

相手を叱らなければならない原因は
以外と

相手ではなく自分の側にある
ケースが多いです

人が誰かを『叱る』とき

脳では、ドーパミンという、快感情をもたらす
神経物質が分泌されます

それにより

報酬系回路が活性化します

相手が

自分の望んだ反応をみせることで


自分の行動により変化してくれたという
(自己効力感)が作用して

快感情が、もたらされるのです

それに加え

自分では気づきにくいのですが…

相手に対し

マイナスの感情を喚起したい!

という(処罰欲求)も、同時に満たされて
いるのです

先ほど

『叱る』ということには依存性があると
言いましたが

この依存性は

自己効力感と処罰欲求がみたされ
快楽を受けることから起こります

それでは

叱られている時、脳は何を考えているのか?

人は、マイナスの感情を与えられると

恐怖や不安といった感情を司る
偏桃体が活性化します

その結果

思考、記憶、判断、感情をコントロールする
前頭前野の活動が、強く抑制されます

このことからも分かるように
叱られても


相手にとっていいことは殆どない!
といっても、よいかもしれません

おもしろいことに人は、叱られ続けることで


順化と呼ばれる変化が起き
叱られることに慣れてしまいます!


これは、いいのか、悪いのかは
よく分かりませんが…

ただ、怒られているとき

「よく動く口だなぁ」


とか、冷静に相手を観察できるのは
よい点かもしれません

ただ、こういう態度がまた
相手の怒りに火をつけるのですが…

怒りのような感情が

相手によって
生まれることは避けられませんが

『叱る』前に少しでも

自分の経験や知識などの押し付け
になっていないか

考えてみてください

それが、色々な世代の方と
良好な関係を築く近道かもしれません

豆知識として

人はストレスを感じると
血中のカルシウムが、脳に運ばれ興奮を
抑えます

この時

ビタミンCが減少しますので
仕事でイライラする日は

ビタミンCを補給してあげましょう!

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