「睡眠時の姿勢」

皆さま、こんにちは

よく寝るときには、どういう姿勢がよいですか?
という質問を受けます

大まかに言えば

『体の構造は一人一人違う』ので
その方に合った姿勢というほかありません

人が寝るときの姿勢としては
・仰向け
・横向き
・うつ伏せ、のいずれかだと思われます

大事なことは、それぞれの姿勢時の

『枕の高さ』です!

仰向け時には、横から見て
『あごが軽く引けるくらい』
枕の高さがおすすめです

この時に

首が過剰に曲がったり(顎が下がる)
伸びたり(顎が上がる)しないよう
注意して下さい

たまにですが、「私、枕をしないんです」
という患者さんがおられますが…

これは、顎が前に突き出ることで背中の上の方で
負担がかかるため、おすすめできません

おまけに

将来的には、舌の位置関係の変化により
食べ物を飲み込みにくいなどの

嚥下障害】を
引き起こす恐れもあります

逆に

「枕が高くなくちゃ眠れないんです」
という患者さんもおられますが…

これは、首が曲がることで

肩甲挙筋僧帽筋(上部)
といった筋肉が伸ばされることで

【ストレートネック】【なで肩】を引き起こす
恐れがありますので注意して下さい

横向き時には、横から見て
『あごが軽く引けるくらい』の枕の高さが
おすすめです

分かりにくければ
自分の鼻とへそを結んだ線が、まっすぐに
なっているかを確認してみてください

横向きの場合も、『枕の高さ』が重要です

この時に

枕が高すぎても、低すぎても側屈と回旋の動きが
加わることで

【骨盤の左右差】が生じたり
【側彎症】を
引き起こす恐れがあるため注意が必要です

うつ伏せ時には
『枕の高さ』は関係しませんが

【反り腰】を引き起こす恐れがあります

壁に、頭、背中、お尻をつけ真っすぐに立ち
壁と腰の隙間に手を入れたとき
手が、すっと入り余裕がある方は【反り腰】です

壁に背中がつき、お尻がつきにくい【猫背】
壁にお尻がつき、背中がつきにくい【反り腰】
と判断してもよいかもしれません

『睡眠時の姿勢』により
これだけ、体の弊害がでてきます

人生の三分の一は、占めるであろう睡眠で
体を損なうと考えると、元も子もないですね…

『質のいい睡眠』をとることが
健康を維持するには必須だと思われます

朝起きると首や腰が痛い、体がだるいなど
不快な症状がみられる方は

是非、上記の項目をチェックしてみて下さい!

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