モートン病

モートン病について

モートン病とは、足底趾神経が中足骨の間で挟まれ圧迫され、歩行時にしびれや刺すような痛みを感じる病気です。進行すると、神経の炎症によりブニュブニュと何かを踏んでいるような感覚になり、最終的には画びょうを踏んだような痛みが生じます。

症状の好発部位
偏平足や外反母趾などの症状の方は、親指に体重を乗せることができないため、中指と薬指が代わりを担い、中指と薬指の間に痛みを起こしやすい傾向にあります。ハイヒールや幅の狭い靴を履く女性にも多くみられ、神経への圧迫を繰り返すと、神経種ができるので早期に発見し予防することが必要です。

モートン病の原因

①ハイヒールや幅の狭い靴の常用
足底趾神経は5本の中足骨をバンドのように連結する、深横中足靱帯と中足骨間をすりぬけるため、構造的に圧迫を受けやすい。
②加齢
加齢により足裏の筋肉が衰え、足指でなく指のつけ根で蹴りだすことで神経が圧迫される。

モートン病の治療

モートン病を予防したり改善させていくためには、まず靴の見直しから考えます。足裏に負担のかかる靴は避けましょう。神経種がある場合は、足のアーチを持ち上げるインソールや中足骨パットを使い、痛みを和らげる工夫をします。

また、自宅で取り組める運動療法もありますので、こちらもご参考ください。

足裏や、足指を鍛える運動療法

踵をつけたまま、足指を伸ばしたり曲げたりしてタオルをたぐりよせます。
痛みが強い場合は、回数を制限しながら行います。

痛みが強い場合はステロイド注射を打つこともありますが、モートン病では、張り薬、飲み薬などの消炎鎮痛薬で痛みを緩和する保存療法が基本です。自分で出来る運動療法も交え、しっかり予防していきましょう!

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