「脳が痛みをつくり出す」

院長ブログ

皆さま、こんにちは

体の痛みといっても色々ありますが
痛みを訴える方の原因として

『脳が痛みをつくり出す!』

からではないかという説があります

これまでは痛みというと
傷や病気をもたらす症状のことを指しました

しかし

痛みを引き起こす、傷や病気が治っても
長期にわたり痛みに苦しむ方が大勢おられます

脳が痛みをどう感じるかは、痛みの原因だけで
はなく

その時々の『感情の状態』『状況』によっても
違いがみられるのです

いくつか例をあげるならば

ドヨーンとした暗い音楽をかけ暗澹たる気持ちで
暗い文章を読ませ、痛みの刺激を与えた場合と

飛び跳ねたくなるような明るい音楽をかけ
当たり障りのない文章を読ませた場合では

暗い音楽をかけたときの痛みを

『より不快に』

感じるといいます

さらに脳には、送られてきた信号の処理の仕方を

【その時々で変える】

能力もあると言われています

悲しい気分の時の脳画像と、そうでない時を
比較したとき

【悲哀】が影響を及ぼすのは

感情の制御に関わる領域だけでなく
他の領域の
活動も高めることがわかりました

結果

【悲哀】は生理的な作用で痛みを増幅すると
考えられます

分かりやすく言うと

不安にさせたり、怖がらせたり、脅したりすると
痛みを感じやすいということです

悲しみで痛みが増すなら、楽しければどうか?
こんな疑問を覚える方もおられると思います

最近ゲームなどで見かけるVR(仮想現実)
これにより

痛みを軽減できる時代が来るかもしれません!

例えば事故により、骨折した方が
2本のボルトを抜く手術を行います

VR(ゲーム)なしでピンを抜いたときは
「痛みが非常に強かった」

しかし

ⅤRでゲームをプレイしながらピンを抜いた方は
楽しい気持ちで

「痛みが大幅に減少した」といいます

しかしながら

ⅤRに痛みの耐性を高める効果があるかどうかは
まだあきらかにはなっていないみたいです…

一説では

痛みから注意をそらすからではないか?
感情を調節することで気分を変えることで痛みが
軽減するのでは?

という説もあります

でも、やっぱり痛みは誰でも嫌なもの…

近い将来、ⅤR(仮想現実)をしながら
施術、リハビリ、手術などを行い

薬に頼らず

痛みがコントロールできる時代が
来てほしいものです

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