男性の「更年期障害」

院長ブログ

皆様、こんにちは。
「更年期障害」は、女性特有の病気と思われがちですが、
男性ホルモン(テストステロン)の低下による
男性の「更年期障害」も年々増えています。

・女性は閉経前後(閉経があり自覚しやすい)
・男性は早ければ30代で発症(男性は自覚しにくい)

男性ホルモン(テストステロン)が減少するとどうなるか?

①やる気が起きない(社会参加への意欲が低下)
②うつが発症しやすい(うつ病の人はテストステロンの値が低い)
③メタボになりやすい(筋肉の維持、脂肪細胞を大きくしない機能の低下)
④疲れやすい(抗疲労物質のドーパミンが減るため)
⑤睡眠障害になる(眠りの質が低下)
⑥認知機能が下がる(記憶を司る海馬の活性化の低下)

上記の症状に心当たりがある方も、おられるのではないでしょうか。

では、なぜ男性ホルモン(テストステロン)が減少するのか?

どうせ老化でしょう、と思われる方も多いかと思われますが

問題は年齢ではなく、生活習慣や生活態度にあります。

問題①ストレス
テストステロンは、リラックスしたときに副交感神経が優位になり分泌されるため、
ストレスで交感神経が
優位になると脳からテストステロンをつくれという伝令がストップしてしまう。

問題②筋肉を使わない
テストステロンは筋肉でも作られるため、筋肉を使わないないとホルモンの値が下がり
筋肉量が減る。

予防としては、筋肉トレーニングは有効ですので、適度な運動を心がけていきましょう。
そしてストレスをためないよう、趣味や利害関係のない人との交流を続け、社会と積極的に関わっていくことが
男性ホルモンを増やすには効率的です。

余談ですが、女性は閉経後、男性ホルモンの働きが強まります。
年齢を重ねられても、パワフルな女子が多いのも納得ですね!

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