「果物の取り方」

皆さま、こんにちは

季節の果物は
ビタミン、ミネラルが豊富に含まれていて
本当においしいものです

自分も毎日、果物をとるように心がけています

しかし、気をつけなければいけないのが
甘くて美味しいということは

それだけ、糖度が高いということです

『果糖』という、言葉を聞いたことのある方も
おられると思いますが

果物に含まれるのは
ブドウ糖ではなく『果糖』です

人間の体は、活動時にエネルギー源として
ブドウ糖を優先的に使います

それにひきかえ『果糖』は

エネルギー源としてではなく
すぐに脂肪に変えて貯蔵されるため
太りやすいのです

朝起きて、フルーツをミキサーに入れ
フレッシュなジュースを飲むというのは

絵的には、健康な感じがしますが
起きたばかりの状態で

『果糖』の含まれたジュースを飲むのは
健康の観点からみると、どうかと思います…

以前に

ごはんやパンなどの糖質をとると
血糖値が上がり太りやすいと

ブログで書きましたが(肥満とカロリーの関係)
【個体】であれば

胃の中での消化に時間がかかるので
血糖値の上昇が緩やかです

ところが、ジュースなどの【液体】の場合は
胃を通り過ぎて小腸へ届き吸収されるため

一気に血糖値が上昇するのです

この血糖値が急上昇することを
血糖値スパイク」といいます

この時

普通なら膵臓からインスリンを
少しずつだし、血糖値を下げるのですが

急激に血糖値が上がった場合は
インスリンの出方が遅れ

遅れた分のインスリンがまとまって出たときに

眠くなったり、だるくなったり
不快な症状がでます(反応性低血糖)

これは、「血糖値スパイク」で急上昇した
血糖値がインスリンの働きで急激に下がり

低血糖になった状態です

そうなると、また血糖値を上げようと
からだが糖質を欲しがります

それを繰り返すことで立派な糖質中毒になります

このメカニズムは脳が、報酬を得るために
繰り返す

薬物依存に似たものですので注意が必要です

ただ『果物』が悪いわけではないので
果物をとられるときは

【液体】ではなく

果物をそのまま丸ごと食べることを
おすすめします

なぜなら

フルーツジュースを飲んでいる人ほど
糖尿病のリスクも高い一方で

果物の摂取量が多い方のほうが
糖尿病のリスクが少ないという

エビデンスがあるためです

同じものでも取り方によって違う作用を起こす
そう考えると体とは、おもしろいものですね!

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