「高重量のトレーニングの弊害」

院長ブログ

皆さま、こんにちは。

ジムでトレーニングをしていて、ベンチプレスや
スクワットで高重量を挙げている方を見ると、
あぁ、鍛えてるな~と感心します。

しかしながら

重量を挙げようと、無理に背中を反らせた
ブリッジやお尻を浮かせている方をみると、
他人事ながら心配になります。

なぜかというと
このような、フォームの方は、重さを何kℊ
挙げられるかという

「高重量を挙げるため」(数字のため)の、
トレーニングになっているからです。

ベンチプレスは、特に数字(何kℊ挙がったか)
に目がいきがちですが

それよりも大事なことは、

「ターゲットの筋肉をどう刺激し発達させるか」
だと思います。

ブリッジや、お尻を浮かせたフォームで行う
ことで
胸の位置が高くなり、広背筋や他の力が働き
挙上重量は格段に上がります。

しかし、ベンチプレスの挙上重量は伸びても
筋力が上がったわけではないので、

筋トレとしての効果は、低減し、ケガをする
リスクが高まります。

トレーニングの原理原則には、
「漸進性の原則」
(筋力アップに応じ、少しずつ重量、反復回数
などで刺激を強める)があり

重量にこだわるのも分かりますが、
こだわり過ぎて

本来の目的である、筋肥大、筋力向上から
逸れてしまわないように注意してください。
(重さは手段であって目的ではないと思います)

高負荷のトレーニングでは、関節を痛めることが
多いです。

関節周辺の組織は、血流量が乏しく、新陳代謝が
悪いため運動負荷に対する回復能力が低いです。

また関節は、消耗品であるため

重量にこだわり過ぎず、負荷が少なくても
大きな可動域で、丁寧なフォームで」行うなど

工夫次第で、筋力向上は可能なので
身体をいたわる配慮をして

自分の体と向き合い、長く健康的な生活を送る
ために何が必要か考えることも
必要かもしれません

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