「ランニング時の痛み(膝の外側)」

院長ブログ

皆様、こんにちは

ランニングでの痛みで、来院される方の中でも
(膝の外側)が痛いという方が多く

なぜ(膝の外側)が痛みやすいのか?

自分の経験の含め

簡単ではありますが、説明させていただきます

まず自分が(膝の外側)が痛いなと…
思うときはどういう時か?

自分の場合は、スピードをあげている時に
痛くなりやすい傾向にあります

こういう時は、自分では気づきにくいのですが
歩幅が広く膝が伸びたまま着地を繰り返す

『オーバーストライド』に
なっていることが多いです!

結果

膝が伸びたまま着地(ブレーキをかける)
することで

【腸脛靭帯】が引っ張られ
【大腿筋膜張筋】が緊張します

ちょっとわかりにくいので…

【大腿筋膜張筋】は
椅子に座って、ズボンのポケットに手を入れ
指を開いた範囲

【腸脛靭帯】は
そこから膝を伸ばした時に、反対側の手で
足の外側を膝の方向になぞり
硬い場所と捉えておいてください

(すごくアバウトですが…)

これにより
【腸脛靭帯】が前側に引っ張られるストレス
繰り返すことで炎症を起こします

患者さんで

私、『オーバーストライド』ではなく
歩幅が狭いのに痛いんです!

という方もおられます

こういう方は、知らず知らずのうちに
地面を強く蹴っている

地面を擦るように走っています

結果

脚が、外側後方側に流れることで
膝が捻じれ
【腸脛靭帯】と【大腿骨】が擦れる
摩擦により炎症を起こします

では、この腸脛靭帯炎(ランナー膝)を
予防するにはどうすればいいのか?

これは、人それぞれに走り方のスタンスがあり
難しいのですが…

①まず『猫背』にならないということ

『猫背』になると背中の筋肉が使えないため
上体が前でて、つま先で地面を擦るよう

ブレーキをかけてしまいます

このとき背中を、真っすぐにするのではなく
やや反って胸を張るようにしてください

そうすることで
進行方向にたいする推進力が働きます

着地音の大きい人は、着地時に
足が前にですぎて『オーバーストライド』に
なっている可能性があります

膝の外側が痛い方は

着地時に、足裏で地面を水平につく意識が
あってもよいかもしれません

そうすることで

太ももの裏の筋肉が使え、脚が外に流れるのを
防ぐことになるからです

脚がそれでも前に出てしまう方は
少し上を向くように走ってみて下さい!

そうすることで、体の後面に力が入りますし
脚が前に出るのを防いでくれます

ランニングなどの、有酸素運動を
継続するには
正しい体の使い方を身につける必要があります

答えは、一つではないと思います

【年齢や筋力】を考え
色々と自分なりのやり方を試していく中で

理想の走りを追求していくことも
ランニングの醍醐味かもしれません!

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