「寒くなると足がつるのはどうして?」

院長ブログ

皆さま、こんにちは。
今年は、暖冬で比較的過ごしやすいですね。
ただ、この時期になると「寒くなると足がつるのはどうして?」という声をよく耳にします。
足がつる原因としては「脱水症状」、「筋肉疲労」、「冷え」があげられます。
冬であれば、そこに「布団の重み」も一つ原因として加えたいと思います。

「脱水症状」、「筋肉疲労」の予防としては、
こまめに水分を取ることが大事です。
冬は、夏ほど汗💦をかかないと思われがちですが、不感蒸泄といって、皮膚や気道から成人で安静時1日900mlの水分が失われています。
水分は、とってますが足がつりますという方は、水、お茶、コーヒー等を飲まれているケースが多いのですが、この場合はスポーツドリンク(アクエリアスやポカリスエット等)も加えてみて下さい。

「筋肉疲労」により、体からは様々な栄養が失われ、マグネシウム、カリウム、ナトリウムといった体を動かすための電解質が、汗💦とともに流れ、筋肉の細胞は損傷します。
このため、スポーツ選手でなくても、スポーツドリンクで電解質を補う必要があるのです。

「冷え」の予防としては、お風呂、足湯により血液の流れをよくして、足が「冷え」ないよう靴下やブランケットで暖かくしておきましょう。

血液は常に循環しており、同じ姿勢を続けて血流が滞ると、血液は固まりやすくなります。
「布団の重み」で、足の尖足位(爪先立ちの形)が強調され続けた結果、足がつりやすくなるのです。
予防としては、横向きで寝ること。仰向けで寝られる方は、軽い掛け布団にして、足が尖足位にならないよう気をつけましょう。

朝方、グウーっと伸びをすることで足がつることを経験された方も、多いと思います。
自分も経験がありますが、冬はすぐに布団を出て起きるのではなく、ゴロゴロと布団の中で寝返りを行ったり、膝を抱えたりしながら、筋肉の温度を上げて起き上がることで、痛みなくさわやかな朝をむかえたいですね!

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