身体を動かすと音が「ポキポキ」なるのはなぜ?

体を動かすと音が「ポキポキ」なるのはなぜか、気になる方も多いと思われます。関節は骨と骨が関節包という袋状のもので覆われており、その中の関節空は滑液で満たされています。

骨ポキポキ原因写真

体を動かすことで、そこに生じていた窒素や、二酸化炭素の泡が消滅し「ポキッ」と音がします。これは関節内に生じる、キャビテーションという現象で関節内の液体の流れの中で圧力差により短時間に泡の発生と消滅が起きる現象です。

音がすることは、そんなに気にすることはありません。ただし注意したいのが、首を「コキコキ」鳴らしたり音を鳴らすのが癖になっている方です。

繰り返すことで関節軟骨がすり減り、周辺の靭帯、血管を傷つける可能性もあるので注意しましょう。

タナ障害

膝を曲げ伸ばしするときに、「パキッ」と音がするという方もおられます。どちらかというと女性に多いのですが、この場合はタナ障害と半月板損傷を疑います。

タナは関節包の内側にある滑膜がヒダ状になったもので、成長すると消失することもありますが、大人になってもヒダ(滑膜ヒダ)が残る方もおられます。

このヒダが膝蓋骨(膝のお皿)と大腿骨との間で挟まったり、こすれて痛みを起こすことがあります。半月板の痛みも似た場所にできるので、診断が大事です。

●予防

大腿の前部の、大腿四頭筋のストレッチと後部のハムストリングスのストレッチが予防には効果がありますので毎日の習慣にしていきましょう。

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