筋肉痛が遅れてくるのはなぜ

「筋肉痛が翌日または翌々日に現れるのはなぜですか」と質問を受けることがあります。結論から言うと、これは組織の炎症によって現れる痛みのセンサーが、筋肉を覆う筋膜に届く時間と関係します。

炎症反応の起こり方、損傷の度合いには個人差がありますので、筋肉痛にも時間差が生じるのです。

筋肉痛の原因として
①筋線維の微細な損傷
②血液の循環不良が上げられます。
運動後には乳酸などの疲労物質が蓄積することで血液の循環は滞っています。

入浴や筋肉痛の後の軽いウオーキングが良いと言われるのも、血液循環を促すことで組織の隅々まで血液や栄養が行きわたり、組織の修復が早まるからです。

よく筋肉痛にならないからと、同じ筋肉に繰り返しトレーニングによる負荷をを与える方がいらっしゃいます。

筋肉痛にならないからと言って、筋肉に刺激が入っていないわけではありません。正しい動作と適切な回数を行うことで、筋肉痛にならなくても筋肉は成長しますのでご安心ください。

それよりも、同じ箇所に負担をかけ続けてしまい、ケガのリスクが高まることに注意しましょう。特にトレーニングを始められたばかりの方に、このような例は多く見られます。

筋肉は最初に神経系の機能が発達し、その後、筋線維の成長の段階が始まります。自分もリハビリを行う際は、3か月ごという目安を設けます。

すぐに筋肉が大きく成長しないのは、このような原因もあります。気長にトレーニングを行っていきましょう。

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