○このような症状でお悩みの方は
- 階段の上り下りがつらい
- 膝の裏やまわりに痛みがある
- 膝の曲げ伸ばしがつらい
- 膝が腫れやすい
◇膝の構造
膝関節は太ももの骨・すねの骨・膝のお皿から成り立ちます。この三つがズレないように固定する4本の強力な靭帯があります。
この重要な靭帯は、加齢と伴に弾力性が失われます。弾力が失われると、膝の曲げ伸ばしが困難になり、安定性が低下します。
膝の関節には関節軟骨と半月板があります。関節軟骨は膝にかかる負担を抑える役割を持ちます。膝に圧力がかかると関節液を出し、関節の動きを滑らかにします。
半月板も膝が受けるダメージを抑える機能があります。半月板は太ももの骨とすねの骨の間に挟まり、膝の外側と内側にかかる力を分散・吸収して衝撃を和らげます。
関節軟骨と半月板はこのように、膝を守る大切な役割を担ってくれています。しかし、この心強い緩衝材は年を経るにつれて柔軟性がなくなっていくのです。
膝を守るための機能が低下していく流れで、軟骨がすり減っていきます。そうすると、膝の衝撃をうまく吸収できずに痛みが生じるのです。
△膝痛を引き起こすリスク因子
O脚・X脚は脚の骨格変形につながる恐れもあります。特にO脚は内側の軟骨がすり減り痛みが出ます。
運動不足や肥満は膝へのリスクにつながる恐れもあります。
☆扁平足や外反母趾は地面からの衝撃をうまく吸収できないため、膝負担が大きくなります。
過度な運動にも気をつけましょう。