バーストラップ痛

腰を後ろに反らすイメージを持ってください。

この時、背骨の上下の棘突起が重なるイメージができると思います。バーストラップ痛とは、上下の棘突起どうしがぶつかり炎症を起こす腰痛をいいます。

触診時、腰部に圧をかけると痛みの訴えがあります。体を頻繁に反る、新体操、バレエの競技を行う方に多くみられます。腰椎には骨が5つあり、上から数えて4番目と5番目の骨が上半身の重みを受け止め、その間で棘突起同士がぶつかり炎症を起こすのです。

〇治療

大事なことは、腰を反らすさい、腰椎に集中して負担がかからないようにすることです。腰が悪い方は、腰椎の上の胸椎の可動域が制限されている方が多いため、胸椎の可動域をつけることがバーストラップ痛の予防につながります。

◇胸椎のストレッチ

①骨盤を立てて背筋を伸ばします。(お尻の下に手を入れると、固いでっぱりに触れると思います。これが座骨で、骨盤を立てるとは、座骨を立て座るイメージです)

②骨盤を立てた状態で、両手を組み息を吐きながら、前方に伸ばしゆっくり背中を丸めます。(自分の顔を組んだ手の間に入れるようにしながら、へそをお腹の中に引きこむように凹ませていきます。このとき、肩甲骨を広げるよう意識しましょう)

③鼻から息を吸い、口から吐きながら元の姿勢に戻ります。

胸椎の可動域を改善することは、腰痛の予防には必須なのでぜひ行ってみてください。

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