三角骨は距骨の真後ろにある過剰骨で、生まれつき三角骨がある方と後天的にできる方がいます。
脛骨と踵骨の間に三角骨が挟まった結果、痛みや障害を引き起こすことを、三角骨障害といいます。同じように、過剰骨ができるものには外脛骨障害があります。
激しい運動により距骨の後ろの突起が骨折して起こります(※生まれつき三角骨がある人は除きます)
○三角骨障害の具体的な症状について
最も一般的な症状は、足の関節を下に向ける底屈時にでる鋭い痛みです。例えば、つま先立ちをするバレリーナ。
同様にサッカー、ラグビー選手がボールをキックする際にも痛みを引き起こします。座り姿勢では、足の底屈を伴う正座時に痛みます。
◇三角骨障害の治療
投薬 | 痛み止めの注射、消炎鎮痛剤で様子を見る |
固定 | 患部を安静にし、足の底屈制限サポーターを使い、足が下を向かないようにする |
手術 | 関節鏡を使い三角骨を切除する |
三角骨障害は、若者から中高年の方まで幅広い年齢にみられます。外くるぶしとアキレス腱の間を押すと痛みを感じますので、気になる方はチェックしてみて下さい!