症状の改善を目指す通院ペース

こんにちは若林です。よく患者さんから、どれくらいのペースで通院するとよいですかとの質問を受けます。今回は症状に応じた接骨院の通院ペースについてお伝えします。

症状の改善パターン

・症状が右肩上がりに軽減するパターン

このパターンに該当する症状は、急性期の症状です。例えば、ぎっくり腰、足の捻挫、寝違いなどです。これらの症状では、患部の腫れ、熱感があり早めの対応が必要なことがありますので毎日~週3回位のペースの通院をおすすめします。症状が改善するにつれ、間隔をあけ様子を見ていきます。

・症状が一段上っては一休みしながら徐々に軽減するパターン

このパターンに該当する症状は、肩関節周囲炎(五十肩)や関節の癒着を伴う症状です。このケースでは痛みが変わらない状態が続き、少し症状が改善し、またしばらく同じ状態が続き、また1段良くなるといったパターンですので改善には時間がかかります。

この場合は、週2~3回の通院で運動療法を覚えていただき、症状が改善するにつれ、間隔をあけ様子を見ていきます。

・症状に変化がみられないが体の中では変化が起こって入るパターン

このパターンでに該当する症状は、慢性的な症状です。慢性的な症状では症状の変化は見られないように感じますが、正しいアプローチをしていけば体は少しづつ変化していきます。そのためには正しい姿勢、日常生活動作が特に重要ですので週2~3回の通院で姿勢、動作を改善していき、症状が改善するにつれ、間隔をあけ様子を見ていきます。

よくない通院の仕方

一度の施術でよくなればいいですよね。しかし現実はそう甘くありません。一度来院されて、少し良くなっては、また痛くなりましたという患者さんが大変多いです。このパターンでは、よくなり、また悪くなるという永久ループの形をとるので余りお勧めできません。

とはいえ、仕事の都合、子供の育児ででなかなか時間に余裕がなくて通院が難しいですという方もおられます。その場合は自宅で行える運動療法、日常生活の姿勢について説明させていただきますので、ご来院時にお気軽にお声がけください。

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