変形性股関節症の検査

股関節に違和感がある、階段の上り下りのさいに痛むという人は変形性股関節症を疑ってみましょう。このページでは自宅で出来る変形性股関節症の検査方法について紹介します。

○パトリックテスト

仰向けに寝た状態で、痛みがある足の股関節を屈曲させ、かかとを対側の膝の上に乗せ(4の字をつくるイメージで)その上から軽く押さえます。

鼠径部(脚の付け根の少し上)に痛みがあれば、股関節の変形、炎症を疑います。仙腸関節に痛みがあれば、仙腸関節の機能障害、炎症を疑います。

<ポイント>
足を屈曲させている反対側の、上前腸骨棘を押さえ骨盤が浮かないよう、しっかり固定します。

簡単にいいますと、痛みのある足を4の字に組んで、その上から押さえて痛みを判断してみて下さい。

○スカルパ三角圧痛テスト

スカルパ三角とは、縫工筋、長内転筋、鼠経靱帯に囲まれた三角形の部分を言います(二枚の筋肉の画像を参照ください)

左右のスカルパ三角に親指を当て、真下に一定の圧をかけ痛みがあれば変形性股関節症を疑います。どちらのテストも自宅で簡単にできますので、試してみて下さい。

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