「鼻のサイクル」

鼻 院長ブログ
鼻

皆さまこんにちは

冬の寒さも和らぎ、暖かくなってきましたが
春先は花粉症の人にとって

大変つらいものです

かく言う自分も、小さいころから
アレルギー性鼻炎、花粉症に苦しめられて
きました

特につらいのは
鼻詰まりではないでしょうか!

鼻づまりとは、どのような状態かというと
鼻の粘膜が腫れ、空気が流れにくい状態です

スポンジ状に血管が張り巡らされた鼻の粘膜は


血液を溜め込みやすく腫れやすい
性質があります


日中は鼻が通っていたのに、夜になると
鼻が詰まりだす経験はありませんか❔

鼻には数時間ごとに、右と左で粘膜の
腫れが移動する

鼻のサイクル

と呼ばれる生理現象があり
特に慢性鼻炎の方は


日中に症状が軽く睡眠中に鼻が詰まりやすい
のです

先程、鼻はスポンジ状に血管が
張り巡らされていると説明しましたが

スポンジ状の血管網は

容積血管

と呼ばれ、日中に交感神経が活性化すると
収縮し
交感神経が緩む夜間には

血液を溜めやすくなります

鼻炎の時、左右どちらか一方が詰まるのは
このためです

こうして鼻は

右と左で交互に休んでいるのです

ちなみに鼻炎の方は

耳鼻科で、霧状の煙を鼻にあてる経験を
されたことがあると思います

これは、ネブライザーと呼ばれる機器で
粘膜を収縮させる薬を霧状にして

吸引しているのです

慢性鼻炎の完治は、困難ですので

よいお医者さんを選び
鼻炎と気長に付き合って安定した状態を
維持していくことが大切だと思われます!

早く花粉症や、鼻炎の特効薬ができて
ほしいものです

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